みなさんこんにちは、畝傍カイロプラクティックの岩崎です!
私ごとではありますが、平成31年3月30日をもちまして、畝傍カイロプラクティックを退職することになりました。坂田院長をはじめ、多くの方に支えられた2年間でした。本当にありがとうございました。
面と向かって、感謝の言葉を伝えるのは少し恥ずかしいところもあるので、この場をお借りして坂田先生に感謝の言葉を伝えさせていただきます。
この2年間で多くの学びを得ることができました。
坂田先生には施術に関してはもちろんのこと、人間学を学ばせてもらいました。
お酒の飲み方から歌の歌い方まで笑
この2年間の学びは、どんな経営本や啓発本にも載っていない内容だったと自負しております。
以前、坂田先生の院にお世話になると決まった頃
『なんて羨ましい!』
『お前には、坂田先生の偉大さがわかってない!』
など、いろいろ言われることがありました。
確かに分かっていなかったと思います。
僕が思うに分かっていなかったからこそ、無礼にもお願いできたのではでないかと思っています。
坂田先生の偉大さは今だからこそ分かった部分もありますし、まだまだ分かっていない部分もあると思います。
まだまだ学びたいことが山積みです…
坂田先生の教えの中に
『あかんところを、ええ感じにしたったらええねん』
と、よく分からないことを言います。
最初は本当に分かりませんでした。
何いってんだよ…
先生だからわかるんでしょ…
などなど…
今だから言いますが、色々思いましたよ笑
でも、最近は少しづつ、少しづつですがこの言葉に隠された思いが分かってきました。
患者さんにとっての『あかんところ』は痛いところや症状ですが、治療家にとっての『あかんところ』は痛いところや症状だけではありません。
どうしても施術経験や歴が長くなると、自分の経験値の中で判断しがちになります。
この痛みはこう…
ここが痛いときはこのやり方…
前も同じような症状がこのやり方で改善したな…
この時点で患者さんを全く見ていないことがわかりませんか?
例えば、お医者さんは患者さんの顔を見ずにパソコンを見ながら診断し薬を処方する…などと話を聞くことがあります。
反対に僕たち治療家は直接患者さんに触れなが、会話しながら、表情を見ながら、身体の声を聞きながら施術をしますが、この施術経験や歴がそれを邪魔します。
治療家側で患者さんの症状を決めつけ、施術してしまうことが起こってしまいます。
そんなことはない!と思われる先生方もおられるかもしれませんが、意外と多いのではないでしょうか?
これではお医者さんよりタチが悪い、羊の面を被った狼のようなものです。
親身になったふりをして、患者さんの身体の声に耳を傾けないような治療家は良い治療家とは言えないと思います。
そんな時、先生の『あかんところをええ感じにしたったらええねん』という言葉は、常に患者さんの身体から発せられる声を軸に感じとらなければ分からないことです。
常に様々なアンテナを立てながら患者さんの『あかんところ』を感じとる。当たり前のようで、とても難しいことなんです。
忘己利他の精神です。
この言葉に悩まされることもありましたが、すごく抽象的な表現だからこそ色々考えることができました。考える時間も僕にとって、今後の治療家人生の中の貴重な時間になりました。
坂田英輝先生は、誰よりも患者さんや触れ合う周囲の人の『あかんところ』に手を差し伸べ、心に寄り添うことができる方だと僕は思います。
時には優しく、時には?毒づき…
Love&Poisonです♪
そんな坂田先生の側で2年間もの時間を過ごすことができたこと、勉強せさていただけたこと、僕にとっては一生物の財産です。
富山に帰ってからも教えていただいたことを糧に、富山の方々を心身ともに健康にするべく努力をしていきます!!
最後になりますが、2年間本当にありがとうございました。
坂田先生…大好きです♪
岩崎 政史