坂田英輝
院長

坂田 英輝

生年月日

昭和45年3月25日生まれ

出身地

奈良県橿原市

出身高校

清風高等学校卒業

出身大学

明治鍼灸大学(現・明治国際医療大学)鍼灸学部鍼灸学科卒業

出身専門学校

明治東洋医学院専門学校 柔道整復科卒業

保有国家資格

はり師、きゅう師、柔道整復師

治療家になるまで

私の場合は、父親が治療家でした。幼少の頃は、自宅兼治療所だったので、父親が患者さんに感謝をされている姿をいつも見てきていたように思います。しかしながら、大人になったら自分も…という気持ちはまったく持っておりませんでした。

高校3年生で進路を決める際も、治療家になるという選択肢はなく、一般の大学の文系の学部に推薦で進学する予定でしたが、とある手違いでそれがなくなってしまい、自分では不本意ながら、鍼灸の大学に進学することになったのです。

そういう経緯で入学しましたので、あまり真面目には勉強することもなく、初めての一人暮らしで、ファミコンというモノを手に入れ、誰にも咎められることなく遊び散らかした私は、大学入学一年目にして、4年間で卒業する権利と視力を失いました。

2年間一人暮らしをしましたが、結局実家に戻され、そこから残りの3年間、片道3時間半をかけて通学しました。冬は、日の出前に家を出、日没後に帰宅しますので、太陽の日が差している奈良を見ることなく過ごしました。

その後は、可もなく不可もなく過ごし、はり師免許、きゅう師免許を取得し、大学を卒業しました。

大学卒業後は、柔道整復師の免許を取るために、専門学校に進学しました。研究機関としての意味合いが大きい大学とは違い、ほとんどの生徒が仕事をしながら学びに来ていたので、職と直結している感じで、専門学校時代はそこそこ勉強もし、無事に柔道整復師の国家試験にも合格しました。

この間、整骨院、整形外科、内科クリニック等で働かせてもらいながら勉強し、専門学校卒業後、大阪市内で整骨院の分院長を経て、平成9年に地元橿原市に戻り鍼灸整骨院を開院することができました。

開院後も、新しいものを取り入れようと、いろいろな勉強会に参加してきましたが、その中で『カイロプラクティック』というものに出会いました。

すっかりカイロプラクティックの魅力に取りつかれた私は、自己治癒力を引き出す治療法の研究を続けてきました。ようやくその頃から、本当の意味で、自分は治療家だと思えるようになりました。恥ずかしながら、ごくごく最近のことです。

高校3年時の手違いがなければ、この業界に入っていなっかたかも知れませんが、胸を張って天職だと言える今では、その手違いに感謝しています。実際、そう思えるようになるまでは本当に長かったです。

これからも、関わるすべての患者さんに還元できるよう、まだまだ勉強の日々です。